2019年の後半あたりから、ユーチューブ界に次々と異変が起き、その流れは今後さらに加速していくことが予想されます。
「ユーチューバーに事務所は必要ない」
そんな、少し前ではありえないようなことが実際に起こっているのです。
人気ユーチューバーである「木下ゆうか」を筆頭に、「スカイピース」や「すしらーめん[りく]」、「ヴァンゆん」、「えっちゃん」、「エミリン」、「関根理沙」、「まあたそ」、「かす」、などなど、実に多くのユーチューバーが事務所を辞めているのです。
なぜ短期間にこんなにも多くのユーチューバーが事務所を辞めているのでしょうか?
この記事では、そんな「ユーチューバーがUUUMやVAZなどの事務所を辞める理由」と「ユーチューバーの今後の展開」について解説していきたいと思います。
スカイピースやすしらーめん[りく]など事務所を辞めるユーチューバーが後を絶たない
YouTubeと言えば、ヒカキンやはじめしゃちょー、フィッシャーズといった超有名ユーチューバーが多く在籍する「UUUM」であり、その次に有名な事務所と言えば「VAZ」でしょう。
そんな大手ユーチューブ事務所を有名ユーチューバーが次々に辞めていくニュースが、2020年に入ってかなり多くなってきています。
冒頭でも軽く解説しましたが、詳しくユーチューブ事務所を辞めたユーチューバーを挙げていきましょう。
UUUM(ウーム)
UUUMを辞めたユーチューバーは以下の通り。
・木下ゆうか
・すしらーめん[りく]
・ヴァンビ(ヴァンゆん)
・えっちゃん
・関根理沙
・マリリン
・ハイサイ探偵団
VAZ(バズ)
・ヒカル
・スカイピース
・まあたそ
・かす
・禁断ボーイズ
※2020年8月27日現在、ユーチューバーの「ねお」がVAZと契約トラブルになっており、VAZを辞めるのは間違いないと言われている
なぜユーチューバーたちはUUUMやVAZといった事務所を辞めるのか?

最大の理由は、「収益の20%のマージンを支払うメリットがない」ということです。
ユーチューバーを抱えるUUUMやVAZといった事務所は、「ユーチューバーへの動画やコンプライアンスなどのアドバイス」や「企業広告とユーチューバーを繋げる」「ユーチューバーが動画制作に集中できるように雑用をこなす」といった役割を担っています。
しかし、多くの企業は、簡単に直接ユーチューバーとコンタクトを取り企業案件を依頼することができる為、有名ユーチューバーであれば事務所の力を借りずに企業案件を受注することができるのです。
また、動画編集や身の回りの世話、雑用、カメラマン、営業といったユーチューブに関する業務は、ユーチューバーが直接人を雇うこともできる為、わざわざ収益の20%を事務所に支払う必要がないのです。
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ユーチューバーたちの今後は?
2020年は、明らかにユーチューブ界にとって「変化の年」と言えます。
超大物ユーチューバーであるヒカキンやはじめしゃちょー、フィッシャーズ、東海オンエアなどは事務所に所属したまま活動するはずですが、中堅~大物ユーチューバーたちは今後も事務所を辞めテイク流れになるのではないでしょうか。
これまで、「ユーチューバー」といったら「やってみた系」「歌ってみた系」「ドッキリ系」などといった娯楽系動画を公開することが多かったのですが、現在は自分自身のブランドを立ち上げて販売したり、曲を作りリリースしたりライブを行うといったように活動の幅が広がってきているのです。
多くの企業とも直接やり取りができる時代でもあるので、今後は事務所に所属せずにそれぞれのユーチューバーが法人化して動画にかかわるすべてを自分で(もしくは専門スタッフを直接雇用)行うようになっていくでしょう。
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まとめ
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今回は、ユーチューバーがUUUMやVAZなどの事務所を辞める理由と今後の展開について解説してきました。
この1年弱の間に多くのユーチューバーたちがUUUMやVAZといった事務所を辞めていますが、企業と直接やりとりできる環境であったり、自分自身で動画にかかわるスタッフを雇うこともできるので、「収益の20%のマージンを支払うメリットがない」のです。
もしかしたら今後も有名なユーチューバーが事務所を辞めるといったニュースが話題になるかもしれません。
「変化の年」であるYouTube界を今後も注目していきましょう。
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