新型コロナウイルスの影響を受け、マスクが世の中から消えてしまい大きな問題となっていることに続き、ティッシュとトイレットペーパーも心なき人のデマが原因で、スーパーやドラッグストアなどの店頭で品薄の状態となってしまいました。
我が家でも同じく入手困難な状態に陥り、節約モードとなりました。
そんな時、亡くなった祖父のことを思い出しました。
あって当たり前のティッシュペーパーとトイレットペーパー
トイレの中にはトイレットペーパーがあり、食卓、リビング、各部屋にはティッシュペーパーがあるというのが当たり前のことだと感じてしまっています。
特にティッシュペーパーに関しては、例えばお醤油を1,2滴テーブルに落としてしまった時にもサッと使いますし、メガネを拭いたり、日常のちょっとした時にササっと使います。
また、花粉症でもある私はこの時期やたらと鼻をかむことが多く、ちょっと鼻水が出たなと感じたらすぐにティッシュペーパーに手が伸びます。
そして時に、ティッシュペーパーの箱が空っぽになった時にはプチパニック状態になったりします。
これは携帯電話をどこに置いたか分からなくなった時に良く似た状態です。
そのくらいにあって当たり前と思っているティッシュペーパーに依存してしまっているのです。
ティッシュペーパーのポテンシャル
ティッシュペーパーの大きさってご存知ですか?
私の家にあるティッシュペーパーを広げて計測してみました。
サイズは横21cm、縦19cmでした。
ちょっとしたハンドタオル程度の大きさですね。
ちょっとしたことでサッと使ってポイっと捨ててしまうティッシュペーパーですが、上手に使うと1枚でもっといろいろなことに使えそうです。
ティッシュペーパーのポテンシャルをムダにしてしまっている気がしました。
ティッシュペーパーとおじいちゃん
私が子供の頃のことになります。
おじいちゃんの家に遊びに行った時、窓際の冊子の近くにややくしゃくしゃ気味になったティッシュペーパーが広げられて数枚置かれていたのです。
おじいちゃんに、これなに?と尋ねると鼻紙(昔の人はティッシュペーパーをこう言っていました)乾かしているんだよと笑顔で言いました。
そうなんです、おじいちゃんは一度、いや数回使用したティッシュペーパーを窓際の日光で乾燥させてリサイクルしていたのです。
ティッシュペーパーなんて使い捨てだと思っていた私は子供心に驚きました。
まとめ
大正生まれでものが何もない時代、関東大震災や大きな戦争を乗り越えて生きてきたおじいちゃんの世代の人々は、ものを大切にするという意識が自然と高かったのだと思います。
今この世の中が、今この幸せな時がいつ何時急に崩壊してしまうかもしれないという心の備えのような準備が常にあったのだと思います。
昔の人たちは人間力が高かったのですね。
私もティッシュペーパーやトイレットペーパーをはじめ、これまで使い捨て品だと思い込んでいたものをもう少し工夫して使用し、節約してみようと思いました。
今回の新型コロナウイルスの件で、おじいちゃんは改めて大切なことを教えてくれました。