春はもうすぐそこまで来ています。
新緑芽吹く木々の様子と小鳥のさえずりを楽しみながらのんびりハイキングできる箱根仙石原の穴場的なスポットをご紹介いたします。
箱根仙石原のできたての春をお楽しみいただければ幸いです。
新しい箱根仙石原を探しましょう
その昔から観光名所として名高い箱根仙石原は、現代では雑誌や各メディアによって様々な情報が発信されています。
過去に紹介されたスポットのほとんどは、皆さんもすでに何度か訪れたことがあることでしょう。
しかし、箱根仙石原にはまだまだ知らざれる素晴らしいスポットがあるのですよ。
何となく箱根仙石原に飽きてきてしまった人や、まだ何かある!とお思いの探究心旺盛な箱根フリークの皆様、ご安心ください。
まだあるんですよ!
今回は、とっておきの箱根仙石原のそんな穴場スポットの一つを探してみましょう。
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箱根仙石原の歴史
まずは、箱根仙石原の歴史について簡単にご紹介いたします。
これらの情報をチラっと頭に入れながら現地に向かうと、また良いんです。
箱根仙石原は、標高640m、箱根火山カルデラの北に位置していて、箱根の中では唯一、平らな土地が多い地域です。
なぜかと言いますと、仙石原のススキ草原から続く平地はその昔は芦ノ湖の一部だったんです。
つまり、大昔は湖の底。
ですから、仙石原のススキ草原付近では今もなお湿原地帯となっているのです。
ススキ草原から、金時山の麓付近までですね。
昔は箱根湿性花園という箱根町の施設がありました。
昔は湖の底だけあって、今もなお少し移動すると、沼や池も結構多い地域なのであります。
川は、早川という名前の川が芦ノ湖から小田原まで流れています。
この早川には、ウグイ、ナマズ、ハヤ、ニジマス等が生息しています。ニジマスは本来いるわけではなく、その昔に仙石原地域にいくつかあった養魚所から逃げ出したニジマスたちの子孫です。
(逃げ出せて良かったね)
なお、地元のご高齢の方に伺うと、その昔はヤマメもたくさん生息していたそうです。
水がきれいだったんですね。
川辺には、カワセミもたくさん飛んでいます。
ホタルやサワガニがいる小さな沢もありますよ。
このように、水辺の多い仙石原には魚をはじめ、様々な生き物が暮らしています。
また、水が豊かなことからその昔には農業も盛んであり、お米の生産をしていた農家もあったそうです。
あと一つ、とうもろこしも作られていたんです。
何と言う原種かは不明なのですが、仙石原で育てられたとうもろこしは白いんです。
小粒で白くて甘いとうもろこしを私も幼少時代によく食べました。
これがまた、もちもちの食感で絶品なのです。
残念ながら今はもう生産している方はいないようです。
そして、もう一つ、その昔に仙石原には牧場があったのです。
皆さんご存知であります、箱根宮ノ下にある富士屋ホテルが、来客する外国人観光客のために新鮮な牛乳を提供するため、仙石原に牧場を営んでいたのです。
箱根で唯一、平坦な広い土地を有し、水が豊かな仙石原。
箱根の中でもかなり特徴的な地域です。
とっておきの箱根仙石原穴場スポットとは
今回ご紹介するのは、箱根仙石原から芦ノ湖まで続く林道と歩道です。
仙石原の西側に連なる山の麓と早川に沿って、芦ノ湖まで続く道です。
進行方向左手には、仙石原の湿原地帯とともに、噴煙を上げる箱根大涌谷の勇ましい姿が望めます。
背後には、金時山が見守ってくれています。
高低差もそれほどなく、とても歩きやすいコースです。
途中には、上述した牧場の跡もあります。
道の脇には、かわいい色をした様々なお花が咲き始めています。
ゼンマイやフキノトウなどの春を飾る山菜たちも元気に顔をだします。
仙石原から芦ノ湖まで続く、このコースはハイキングですと約2〜3時間程度となります。
お弁当でも持ってのんびりと仙石原の自然豊かな空気に包まれてみませんか。
ハイキング中は、仙石原高原が広がる左手側が南になりますので、日中はずーと日がさしています。
とっておきの箱根仙石原穴場スポットへの行き方
スタート地点は、箱根仙石原のこちらです。
Google map
https://goo.gl/maps/KQYa5Q8eWmwJD7Zw7
T字路を左に進むと芦ノ湖に到着します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
宝物探しのようなお楽しみを感じていただきたいので、あえて細かな画像や情報の提示はいたしませんでした。
このブログを読んでみて、あなたなりの今回ご紹介した箱根仙石原の穴場スポットをエンジョイしてください。
きっとまた、新しい箱根仙石原に出会えるはずです。