これまで営業の仕事をしたことのない私が、ワケあって営業をしはじめたのが今から5年前でした。
どのようなワケがあったかと申しますと、小さな会社を経営している私はこれまで行ってきた事業に加えて新たにモノを作って売るという事業展開にチャレンジすることになったからです。
当時、社内には営業担当者も居なく、社長である私が自ら営業の仕事をスタートすることになりました。
営業に向いている人の特徴とは何か?
当時、右も左もわからない私は営業に関するネットや書籍から得た情報をできるだけ頭に詰め込みながら営業に向いている人の特徴とは何かをいつも考えていました。
そのような頭でっかちな状態で訪れるお店からはことごとく門前払を受けました。
どうすればいいんだろう?
そんな日々が約3ヶ月ほど続いたある日、肩を落としながら諦め半分の気持ちで飛び込んだ一軒のお店で初めての商談がすんなり成立しました。
それは、営業に向いている人の特徴とは何かの秘密が解けた瞬間でした。
それからの営業は、ほぼ百発百中で商談を成立することができはじめました。
今回は私が思う、営業に向いている人の特徴についてご紹介させていただきます。
営業のコツ
営業のコツとは何でしょう?
例えば、ネットで営業のコツと検索すると色々と重みのある、考えさせられる、なるほどなノウハウに関する情報がたくさんありますね。
どれもそれぞれに適確な情報の宝庫であり大変役に立つ内容ばかりですが、今回は私がシンプルに考える営業のコツをご紹介させていただきます。
私が考える営業のコツ。
それは、自分らしい姿で営業をする。
ただそれだけです。
まずは、鏡の前に立ってみませんか。
営業とは自分を売り込むこと
私の場合、自社で作った商品をお店に置いて販売していただく卸業になります。
その商品をそのお店に置いて販売してもらうためには、まず第一にお店のご担当者様に認められなければなりません。
商品を?いえ、違います。
まずはお店のご担当者様に私を認めていただかなければなりません。
第一印象。
人対人です。
いかに素晴らしい商品を売り込もうとしても、この第一ステップでつまずいてしまうと、ほぼ100%その先の展開はありません。
少なくとも私はそうでした。
第一印象についてですが、例えば営業の成績が思うように進まず肩を落として暗い顔と雰囲気でお店に飛び込み、これ買ってください、とお願いしてもダメですよね。
また、何が何でもこれ売ってやるんだ!と過剰に意気込んだ場合も同じくですね。
お店の方は、変なやつ来たなー位にしか思われず、話なんて聞いてもらえないでしょう。
お店に入る瞬間に精一杯の作り笑いで向かっても、相手は必ず見抜きます。
ではどうすれば良いのでしょうか。
何も考えないことです。
いつもの自分でいれば良いのです。
商品が売れようが売れまいが、そんなことを考えずにお店の方に素直に自分らしく「こんにちは!」と言ってみましょう。
マイナス要素となるベールを脱ぎ捨てた自分らしい姿で元気よく明るく挨拶してくるあなたに対して誰も嫌な印象は持たないでしょう。
例えば今、あなたが30歳だとしましょう。
そのあなたが生きてきた30年間という年月と経験が今のあなたを形成しているわけです。
楽しかったこと、辛かったこと、色々あったでしょう。
でも、その30年間という期間を生き抜いてきたことは、あなたにとって最大の自信となっているのですよ。
自分にもっと自信を持ちましょう。
相手はあなたがどのような人間か気になるのです。
30年間この世の中を今日まで生き抜いてきた自信に溢れるあなたにきっと興味を持ってもらえるはずです。
鏡の前に立って、自分に自分で「やぁ!」と声をかけてみましょう。
そのあとあなたは笑顔になるはずです。
さぁ、その笑顔で商品を売り込みに行こうじゃありませんか!
営業が身につけるべき武器
相手あっての営業ですから、当然ながら人前にでるわけです。
エチケット的なことになりますが、私が営業を行う際に持ち歩く武器をご紹介いたします。
- マウスウォッシュ
- 爪切り
- 手鏡
- 大切な人の写真
いかに自分らしくなったとしても、臭い口臭に伸びた爪、ボサボサの頭じゃ台無しですね。
清潔感ある身なりで最低限相手に失礼のない身だしなみは大切です。
それから、大切な人の写真もすごく大切です。(私の場合は家族の写真)
ことある度に勇気付けられ、新たな活力を与えてくれる素晴らしい武器になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり大したことではないのですが、私はこれを心がけて今も営業を楽しく行っています。
そう、気がつくと営業に出かけることが楽しくなったのです。
今日はどんな人に自分らしい自分でお会いできるかな?
それだけでもう、テンションが上がってきます。
そして、笑顔が増えた自分らしい自分が少しづつ成長してきている実感も感じます。
少しでもお役にたてたら嬉しいです。